教育×AIの最前線!産学連携で開発・無償提供されている「AIフィードバックシステム」の使い勝手と今後の展望について聞いてみた

目次

本編動画

2024年10月2日に、以下の目次で「いろんなAI、専門家対談シリーズ」動画を配信しました。

0:45 東京学芸大学 先端教育人材育成推進機構のお二人 自己紹介
4:06 「教育のためのデータサイエンス授業」って何?
7:12 「教育用AIフィードバック with KanameEngine」の概要と役割分担
9:29 「教育用AIフィードバック with KanameEngine」の使い方
18:34 きっかけは東京学芸大学運営「I Dig Edu」
20:20 システムを「利用」するにあたって工夫したポイント
22:33 有効な使い方をしていた人の例と、システム利用時に感じた課題
29:59 システムを「開発」するにあたって工夫したポイント
33:04 大学の大規模講義をはじめ、多様な授業での利用を想定
36:30 まずは気軽にシステムを体験してもらいたい

こちらのGPT-4o等AI技術を活用して自動でレポート等のフィードバックをするシステム「教育用AIフィードバック with KanameEngine」は、25年以上のAI経験+Web3を軸に社会実装型DXコンサルティング・開発ソリューションを提供する株式会社カナメプロジェクトと国立大学法人東京学芸大学が共同で開発したものになります。

東京学芸大学では現在、「教育のためのデータサイエンス」という授業を実施しており、こちらは1,000名以上が履修しているクラスとなっていることから、履修者全員の提出レポートに対して教員やTA(ティーチングアシスタント)が一人ずつコメントを付けていくことは、工数等の観点から持続的な運用方法ではありませんでした。

このような背景から、カナメプロジェクトは東京学芸大学と共同で、AIが自動でレポートのフィードバックをするシステムを開発し、同授業にて試験的に導入。学びにどのような影響があるかを検証し、AIフィードバックの良かった点や改善点、AIの可能性と限界などがある程度明らかとなりました。

これらの結果を受け、次のステップとして教育におけるAI活用(社会人向け研修等含む)に興味のある方にも広く試して頂きたく、東京学芸大学での担当授業のために構築したものを基に、どなたでも扱えるように仕組みや手順等を簡易化したものを「教育用AIフィードバック with KanameEngine」として無料公開し、すでに100名以上の方に登録頂いています。

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この記事を書いた人

人ひとりが自分な好きなこと、得意なことを仕事にして、豊かに生きる。 そんな社会に向けて、次なる「The WAVE」を共に探り、学び、創るメディアブランドです。

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