本編動画
2024年6月27日に、以下の目次で「ほぼ週刊、AI動向のイマとミライ」動画を配信しました。
0:39 ①AI界隈の話題がAGIから「超知能」へと急速にシフト
9:20 ②Claud 3.5のアーティファクト機能が結構使いやすい
18:34 ③「社会人になるAI」と「大学院に残るAI」
26:51 ④孫正義が考える「ASI実現に向けた問題点」とは何なのか
34:00 ⑤OpenAI、非営利団体から営利団体へ
43:45 ⑥様々な企業/LLMと連携を模索するApple
各チャプターの概要は以下の通りです。
①AI界隈の話題がAGIから「超知能」へと急速にシフト
・天才エンジニア・Ilya Sutskeverさんが新AIベンチャー「Safe SuperIntelligence社」を設立。超知能の開発に特化した会社。超知能が最初のプロダクトになる予定公式Xでも「超知能はすぐ手の届くところまで来ている」とポストしている
・少し前までAGIの話題が大半だったが、ここ一週間で超知能やASIの話題に一気にシフトしてきた
・OpenAIのCTO・Mira Muratiさんによると、1年半後には「博士レベルのAI」ができると発言
②Claud 3.5のアーティファクト機能が結構使いやすい
・Anthropicが「Claud 3.5」を発表し、Claude 3.5 Sonnetに新機能「Artifacts(アーティファクト)」を実装。プロンプトに対するリアルタイムでの図形
・動作等でのプレビューが可能に ・Anthropicは「会話型AIから共同作業環境へと進化した」と表現
③「社会人になるAI」と「大学院に残るAI」
・2通りの進化の方向性がある。OpenAI系の方々は「大学院に残るAI」の思想が強く、研究者AIの方向性が強い印象
・研究者AIが発達することで、真っ先に職を失うことになるのはAI研究者かも
④孫正義が考える「ASI実現に向けた問題点」とは何なのか
・電力問題かもしれない。原子力発電に力を入れる米中に対して、日本は反原発の世論が強く、日本でAI関連の電力を確保するのは難しいか
・AI人材問題かもしれない。Ilya Sutskeverさんの新会社のようにいい人材が集まるとは限らない
・ソフトバンクはAIの最先端を作っていくというよりかは、作られた最先端をサポートするためのインフラ/仕組みを作るビジネスモデルを想定しているのか
・いずれにせよ、今進みつつある大きな変革をちゃんと理解できている人は世界中を見渡してもほとんどいない、と元OpenAIメンバーによる告発文には記載されている
⑤OpenAI、非営利団体から営利団体へ
・OpenAIが、企業向け検索サービスに強みを持つ「Rockset」を買収。企業による社内データの分析・連携等へのニーズへの対応か
・同時期にWeb会議ツール提供の「Multi」も買収。企業内でのマルチAIエージェント導入時代を見越しての新しいコンピューターのあり方を模索か
・オンボーディングでRocksetの技術を使い、AIとの協働シーンでMultiの技術を使う世界観への布石
⑥様々な企業/LLMと連携を模索するApple
個別テーマ解説動画
また、各テーマに分割した動画も配信しました。興味のあるトピックに応じてご覧ください。
AI界隈の話題がAGIから「超知能」へと急速にシフトしてきた!
0:00 Ilya Sutskeverさんが新AIベンチャー「Safe SuperIntelligence社」を設立
3:57 ここ一週間で議論の軸が「超知能」に変わってきた
様々な企業/LLMと連携を模索するApple
※サムネイル画像はJuanita MulderによるPixabay画像を活用
Claud 3.5の「アーティファクト機能」が結構使いやすい
0:00 会話型AIから共同作業環境へと進化したClaud 3.5
2:50 動画の「AI文字起こし」レベルの現在地点をチェックする
AIの「2つ」の進化の方向性を考える
0:00 「社会人になるAI」と「大学院に残るAI」
8:17 孫正義が考える「ASI実現に向けた問題点」とは?
OpenAI、非営利団体から営利団体へ
0:00 企業向け検索サービスに強みを持つ「Rockset」を買収
3:27 Web会議ツール提供の「Multi」も買収
6:18 オンボーディングでRocksetの技術を、AIとの協働でMultiの技術を使う世界観
※サムネイル画像はnattanan23によるPixabay画像を活用
登壇者情報
遠藤 太一郎
株式会社カナメプロジェクト CEO
国立大学法人東京学芸大学 教育AI研究プログラム 准教授
AI歴25年。18歳からAIプログラミングを始め、米国ミネソタ大学大学院在学中に起業し、AIを用いたサービス提供を開始。AIに関する実装、論文調査、システム設計、ビジネスコンサル、教育等幅広く手がけた後、AIスタートアップのエクサウィザーズに参画し、技術専門役員としてAI部門を統括。上場後、独立し、現在は株式会社カナメプロジェクトCEOとして様々なAI/DAO/データ活用/DX関連のプロジェクトを支援する。国際コーチング連盟ACC/DAO総研 Founder等
Lucky☆TEDDY
The WAVE フェロー
The WAVEのリサーチ責任者であり、「良心」を司る存在でもある人物。左手には様々な最先端テクノロジーが詰まった福袋を、右手には幸せと豊さを呼ぶ黄金の小槌を持ち、毎日ゴキゲンに情報の荒波をサーフィンしながら、常に2歩先の未来を見据えて鋭い切り口で世の中の動向を分析する。たまに毒づくこともあるが、それも愛ある証拠。帽子には良心の「良」の文字が刻まれている。