今週はAI動向が豊富!OpenAI Japan設立や、Cohereの「Command R+」や「Rerank 3」、Appleの「Ferret-UI」など動きが早すぎる(2024年4月19日配信版)

目次

本編動画

2024年4月19日に、以下の目次で「ほぼ週刊、AI動向のイマとミライ」動画を配信しました。

0:40 ①Cohereの新LLM「Command R+」の注目ポイント3点
3:33 ②日本の大企業を悩ますAIのハルシネーション問題
7:35 ③OpenAIだけじゃない! 熾烈な先頭集団争いが続くAI開発競争
9:36 ④Cohereが矢継ぎ早に発表した「Rerank 3」とは?
13:52 ⑤マルチモーダルモデル「Reka Core」から考えるAI企業の役割分担
20:48 ⑥「Ferret-UI」の論文から想像できるAppleの巧みなAI戦略
23:48 ⑦OpenAI Japanの設立に思う、海外から見た日本市場の魅力
31:34 ⑧Googleの「Vertex AI Agent Builder」が面白い
39:30 ⑨事例紹介から探るVertex AI Agent Builderの可能性
46:31 ⑩エージェントのチームワーク機能が熱い!

各チャプターの概要は以下の通りです。

①Cohereの新LLM「Command R+」の注目ポイント3点
・非商用の場合は無償で使えて、ローカルで動かせて、推論のスピードも早い
・GPT-4並のパフォーマンスを誇る  

②日本の大企業を悩ますAIのハルシネーション問題
・大企業各社のハルシネーションが目下の課題
・言語だけのRAGでは限界があり、マルチモーダル系のRAGである程度精度が高まる
・「Gemini 1.5 Pro」がパブリックレビューとしてAPI経由で提供開始  

③OpenAIだけじゃない! 熾烈な先頭集団争いが続くAI開発競争
・リーダーズボード(LMSYS Chatbot Arena Leaderboard)の見方
・一般の人は先頭集団争いのことを知らない傾向にある  

④Cohereが矢継ぎ早に発表した「Rerank 3」とは?
・より多言語に対応
・社内向けよりも社外向けに有効と思われるRerank 3  

⑤マルチモーダルモデル「Reka Core」から考えるAI企業の役割分担
・パラダイムシフトを牽引する会社と、後ろに残った大量の最適化問題を解決する会社
・モデルはいっぱい出てくるけど、時代を牽引するのは3〜4社
・合従連衡が進む中でCohereはどうなるか  

⑥「Ferret-UI」の論文から想像できるAppleの巧みなAI戦略
・Appleは「Ferret-UI」論文を出したが基盤モデルでの勝負ではなさそう
・CESで話題のデバイス「rabbit r1」に似た機能か  

⑦OpenAI Japanの設立に思う、海外から見た日本市場の魅力
・東京がAI開発における世界のR&D拠点になるか
・日本が注目される理由
・注視される国産AIの行方  

⑧Googleの「Vertex AI Agent Builder」が面白い
・「Google Cloud Next 2024」発表はエージェント一色
・いろんな特化型エージェントを作ってエージェントのチームワークを作ることができる
・日本の大企業はAzureが大好き  

⑨事例紹介から探るVertex AI Agent Builderの可能性
・カンファレンスで十数社の事例紹介がなされる
・あまりにもスムーズなAIの電話対応  

⑩エージェントのチームワーク機能が熱い!

個別テーマ解説動画

また、各テーマに分割した動画も配信しました。興味のあるトピックに応じてご覧ください。

「Command R+」「Rerank 3」とほぼ同時期にリリース。Cohereの新LLM群のが熱い理由

0:00 Cohereの新LLM「Command R+」の注目ポイント3点
2:38 Cohereが矢継ぎ早に発表した「Rerank 3」とは?

パラダイムシフトを牽引する2〜3社と、大量の最適化問題を解決する無数のAI企業

0:00 日本の大企業を悩ますAIのハルシネーション問題
4:02 OpenAIだけじゃない! 熾烈な先頭集団争いが続くAI開発競争
6:03 マルチモーダルモデル「Reka Core」から考えるAI企業の役割分担
12:59 「Ferret-UI」の論文から想像できるAppleの巧みなAI戦略

※サムネイル画像:5688709によるPixabayからの画像を活用

OpenAIの東京進出は喜ばしいこと?それとも脅威?

0:00 東京がAI開発における世界のR&D拠点になるか
3:00 アメリカにも中国にも属さない第三のAIを作る場としての日本
6:34 高齢者向けロボットも日本で期待できる領域

いよいよ出てきた!エージェントのチームワークを設計できる「Vertex AI Agent Builder」

0:00 「Google Cloud Next 2024」発表はエージェント一色
6:08 日本の大企業はGoogleCloudを避ける傾向にある!?
7:52 事例紹介から探るVertex AI Agent Builderの可能性
14:53 エージェントのチームワーク機能が熱い!

登壇者情報

遠藤 太一郎

株式会社カナメプロジェクト CEO
国立大学法人東京学芸大学 教育AI研究プログラム 准教授

AI歴25年。18歳からAIプログラミングを始め、米国ミネソタ大学大学院在学中に起業し、AIを用いたサービス提供を開始。AIに関する実装、論文調査、システム設計、ビジネスコンサル、教育等幅広く手がけた後、AIスタートアップのエクサウィザーズに参画し、技術専門役員としてAI部門を統括。上場後、独立し、現在は株式会社カナメプロジェクトCEOとして様々なAI/DAO/データ活用/DX関連のプロジェクトを支援する。国際コーチング連盟ACC/DAO総研 Founder等

https://kaname-prj.co.jp/

Lucky☆TEDDY

The WAVE フェロー

The WAVEのリサーチ責任者であり、「良心」を司る存在でもある人物。左手には様々な最先端テクノロジーが詰まった福袋を、右手には幸せと豊さを呼ぶ黄金の小槌を持ち、毎日ゴキゲンに情報の荒波をサーフィンしながら、常に2歩先の未来を見据えて鋭い切り口で世の中の動向を分析する。たまに毒づくこともあるが、それも愛ある証拠。帽子には良心の「良」の文字が刻まれている。

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この記事を書いた人

人ひとりが自分な好きなこと、得意なことを仕事にして、豊かに生きる。 そんな社会に向けて、次なる「The WAVE」を共に探り、学び、創るメディアブランドです。

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