本編動画
2024年6月1日に、以下の目次で「ほぼ週刊、AI動向のイマとミライ」動画を配信しました。
0:46 ①Microsoft CopilotのAIエージェント機能がすごい
13:09 ②Power Automateで真の業務革命がもたらされる
17:54 ③MicrosoftとCognition AI(Devin開発会社)が提携する理由
27:39 ④Microsoftとカーンアカデミーが提携
31:59 ⑤AIエージェントが登場した今、AIの「次の進化」はどうなるのか?
各チャプターの概要は以下の通りです。
①Microsoft CopilotのAIエージェント機能がすごい
・Microsoft Build 2024でエージェントがたくさん出てきた
・Copilotにエージェント機能が搭載。トリガーやナレッジ、アクション、トピックなどを設定・テストして構築していく。LINEなどのチャネルも用意されている
・一般企業は独自でエージェントを構築せず、ビッグテック各社によるLLMベースの機能を使って簡単に作る感じになりそう。そのためにも、社内のデータとうまく連携できるかが肝になる
・精度はさておき、ワークフローができるようなエージェントが出てきたのでAIの使い方として新しいフェーズに入ってきたと思うが、さほど話題になっていない印象
・企業としては、RAGで連携するところが現状の大きな課題になっているので、次のフェーズどころじゃないのかもしれない
②Power Automateで真の業務革命がもたらされる
・少し前までのRPAではシナリオを個別に作る必要があったが、デモで示されたPower Automateでは、喋って画面でオペレーションを見せるだけでワークフローを作ってくれるようになる
・NVIDIAのCEO曰く「デジタルデバイドなんて、もうない」
・Power Automateでの設定を、Copilotのエージェント機能のワークフローに組み込むこともできる
・MicrosoftはOSと深く連携しているので、より自由度高く便利なAIが実装できる
③MicrosoftとCognition AI(Devin開発会社)が提携する理由
・なぜMicrosoftは、AutoDevというオープンソースを発表しているのに、「Devin」(自律的にプログラミングを進めるAIエージェント)と提携したのか
・OpenAI周りはみんな口を揃えて、次期GPTバージョンは「大きな進化になる」と発言。そうなると、いよいよUI/UXが勝負になってくる
④Microsoftとカーンアカデミーが提携
・教師向け「Khanmigo for Teachers」を全米の教育者に無償提供
・勉強しない言い訳がない環境に。やる気さえあれば何でも学習できる
・教育は変化が遅いと言われるが、教育を取り巻く技術の変化は激しい昨今
⑤AIエージェントが登場した今、AIの「次の進化」はどうなるのか?
・この次にAIの世界でくる進化は何なのか?
・OpenAIは、AIをツールとしてではなく、ある種の人格として扱うような進化へと舵を切り始めた印象
・Boston Dynamicsが2025年にヒト型ロボットを販売開始する!?Teslaをはじめ、世界中のヒト型ロボット開発社が2025年末を一つの目安としている
・結局のところ、ヒト型ロボットが登場するまで1年半〜2年間の間、トップのAI企業は何をするのか
・スマホの次のデバイスの話もあるが、まだ具体的な内容は見えていない
・AIのフライホイールモデルをいかに取り込むかが大事だが、マルチモーダルになったからといって全体的に加速度的に賢くなるかというと、そうでもなさそう
・ロボットが非認知能力を学べる日は来るのか
・介護や子育てを支援するロボットの存在も今後の展開として
個別テーマ解説動画
また、各テーマに分割した動画も配信しました。興味のあるトピックに応じてご覧ください。
エージェント搭載が始まった今、次なる2年のAI進化はどうなるのか?
0:00 AIをツールとしてではなく、ある種の人格として扱うような動きが進む
2:21 次の大きな動きは2025年末あたりからの「ヒト型ロボット」一般市場販売開始か
7:10 ヒト型ロボットが登場するまでの2年間、トップAI企業群は何をするのか
12:56 ロボットが非認知能力を学べる日も近い!?
※サムネイル画像はPatricio GonzálezによるPixabay画像を活用
MicrosoftがAIエージェント機能を実装! その実力や業務への影響範囲を考える
0:00 LINEなどのチャネルも用意されているCopilotのAIエージェント機能
3:57 一般企業によるエージェント構築が簡単になったけど…
9:14 AIの新しい使い方が可能になってくるのに、さほど話題になっていない印象
デジタルデバイドが無くなるのも時間の問題!?MicrosoftのPower Automateがすごい
0:00 Power Automateで真の業務革命がもたらされる
4:42 MicrosoftとCognition AI(Devin開発会社)が提携する理由
10:35 いよいよ、AIプロダクトの「UI/UX」が勝負の肝になってくる
※サムネイル画像はJulie ZimmiによるPixabay画像を活用
教師向け「Khanmigo for Teachers」を全米の教育者に無償提供。Microsoftとカーンアカデミーが提携
※サムネイル画像はChenによるPixabay画像を活用
登壇者情報
遠藤 太一郎
株式会社カナメプロジェクト CEO
国立大学法人東京学芸大学 教育AI研究プログラム 准教授
AI歴25年。18歳からAIプログラミングを始め、米国ミネソタ大学大学院在学中に起業し、AIを用いたサービス提供を開始。AIに関する実装、論文調査、システム設計、ビジネスコンサル、教育等幅広く手がけた後、AIスタートアップのエクサウィザーズに参画し、技術専門役員としてAI部門を統括。上場後、独立し、現在は株式会社カナメプロジェクトCEOとして様々なAI/DAO/データ活用/DX関連のプロジェクトを支援する。国際コーチング連盟ACC/DAO総研 Founder等
Lucky☆TEDDY
The WAVE フェロー
The WAVEのリサーチ責任者であり、「良心」を司る存在でもある人物。左手には様々な最先端テクノロジーが詰まった福袋を、右手には幸せと豊さを呼ぶ黄金の小槌を持ち、毎日ゴキゲンに情報の荒波をサーフィンしながら、常に2歩先の未来を見据えて鋭い切り口で世の中の動向を分析する。たまに毒づくこともあるが、それも愛ある証拠。帽子には良心の「良」の文字が刻まれている。