イーロン・マスク最新語録を追いながら、The WAVE初の「公開収録」イベントが楽しみで仕方がなくなってきた一週間(2025年1月17日配信版)

目次

本編動画

2025年1月17日に、以下の目次で「ほぼ週刊、AI動向のイマとミライ」動画を配信しました。

1:07 (1)今週はジャーナリストの視点と、リアルイベントの告知!
3:15 (2)「4年以内にAIは、あらゆる認知タスクが可能になる」by.イーロン・マスク
20:07 (3)「自動運転車テスラが今年中に事故を起こさなくなる」by.イーロン・マスク
22:49 (4)ベーシック・インカムではなく「ユニバーサル・ハイ・インカム」の社会へ
24:38 (5)目指すは「多惑星文明」
25:30 (6)現在、3名がNeuralinkのインプラントを装着している
27:48 (7)トランプ新政権でのDOGE(政府効率化省)
30:11 (8)AIが人間より有能になった時、人間の人生に意味はあるのだろうか
31:04 (9)「Xを真実の最高の情報源にしたい」by.イーロン・マスク
32:31 (告知)The WAVE TV初の公開収録イベント開催!

各チャプターの概要は以下の通りです。

(1)今週はジャーナリストの視点と、リアルイベントの告知!  

(2)「4年以内にAIは、あらゆる認知タスクが可能になる」by.イーロン・マスク
※参考情報:Owen Sparks、Elon Musk at CES 2025: AI, Mars, DOGE Jan 9, 2025
https://youtu.be/n7oBeVOpPJo?si=yqbe8UyBzHPx68CI&t=231
・この発言に対してシリコンバレーの著名投資家・Brad Gerstner氏は「もしこの予測が正しいと考えるなら、人間の労働がAIに置き換えられる価値は数兆ドル規模に達するだろう」と発言。驚愕している
※参考情報:Market Predictions, Rates & Inflation, DOGE, CES, AI Compute | BG2 w/ Bill Gurley & Brad Gerstner
https://youtu.be/yPD1qEbeyac?si=n_ye7kZuHaI3EWqS
・イーロン・マスクの言う認知/非認知の文脈は、「認知=デジタル上の話、非認知=物理空間上の話」のような印象の使い方
・では、他の認知タスクとしてはどんなものがあるのか?
※参考情報:Sequoia Capital OpenAI’s Noam Brown, Ilge Akkaya and Hunter Lightman on o1 and Teaching LLMs to Reason
https://youtu.be/jPluSXJpdrA?si=N491frBnO-j4Zb4U&t=1596
・フランスの人工知能研究者・François Chollet氏は、他の認知タスクを計測するベンチマークの構築をが大事と説明。「もしAIにとって困難な新たなベンチマークを作れなくなったら、その時がAGIの到来」
※ARC-AGIに関する参考情報:ARC-AGI、OpenAI o3 Breakthrough High Score on ARC-AGI-Pub 
https://arcprize.org/blog/oai-o3-pub-breakthrough
・Chollet氏やマスク氏は全ての認知タスクができるようになることが重要と考えている一方で、先を読めて2、3カ月。2年以上先は読めない。現場でAIを触っている人しか、AIの未来を予測できないと思うので、イーロン・マスク氏の予測が当たるかもしれないが、彼の言ってることは単なる憶測の印象
・とはいえ、3、4年で全ての認知タスクにおいてAIが人間以上に上手にできるようになったら、社会はどうなるのか?人間は何をすればいいのか?非認知の領域でも、現状のAIでできることは多そう  

(3)「自動運転車テスラが今年中に事故を起こさなくなる」by.イーロン・マスク
・「今年の第2四半期には平均的な経験豊富なドライバーよりも事故の確率が低くなり、最終的には、事故を起こさないというところまで到達する」by.Elon Musk
※参考情報:Owen Sparks、Elon Musk at CES 2025: AI, Mars, DOGE Jan 9, 2025 
https://youtu.be/n7oBeVOpPJo?si=7Oepb4wPaR6rAjuP  

(4)ベーシック・インカムではなく「ユニバーサル・ハイ・インカム」の社会へ
・人型ロボットが歴史上最も重要な製品になり、ほぼすべての人が複数台を欲しがるだろう。200億から300億の人型ロボットを意味する。
・お金という概念が何を意味するようになるのか。経済に上限があるのか。分からない
・Universal Basic Income(普遍的なベーシックインカム=最低所得)はなく、Universal High Income(普遍的な高所得)になる
※参考情報:https://youtu.be/n7oBeVOpPJo?si=ZFxrZMzFbiiIINK_&t=411  

(5)目指すは「多惑星文明」
・最初の無人宇宙船を火星に送るのは2年後。それが成功すれば、その2年後に人間を送ることを検討
・最終的には、数千のスターシップが火星に向かう。目標は火星の移住者を自立させること。地球からの補給船が来なくなっても、火星の移住者の拠点が滅ばないこと。自分の惑星に閉じ込められているのか、多惑星文明になっているのかで、文明を評価できる  

(6)現在、3名がNeuralinkのインプラントを装着している
・最初の製品は、脳の運動皮質を読み取ることに焦点を当てており、次は視力の回復、 最終的には損傷した脊髄接続の迂回が目標
・さらに長期的な目標は、「帯域幅」を向上させること。平均的な人間が1日に出力するのは86,400ビット以下。Neuralinkを使えば、その出力能力を1,000倍、100万倍にすることが可能。それは全く新しい体験。超人的な能力を持つことになる  

(7)トランプ新政権でのDOGE(政府効率化省)
・連邦政府には多くの無駄がある。例えば年度末に予算を使い切るように言われる。そうしないと、次年度の予算が削減されてしまうから。自分たちのお金ではないので、無駄使いになる
・「DOGE」では規制を見直し、害が利益を上回るものを排除することが目的、とのこと
※参考情報:https://youtu.be/n7oBeVOpPJo?si=PvrKT-zMr6Id6oki&t=785  

(8)AIが人間より有能になった時、人間の人生に意味はあるのだろうか
※参考情報:https://youtu.be/n7oBeVOpPJo?si=s0WvamWx5bJBxfCg&t=1475  

(9)「Xを真実の最高の情報源にしたい」by.イーロン・マスク
・Xを「世界的な意識」、つまり人類の集合意識のようなものにしたい
・人類の集合意識は、良い面も悪い面もあるのは当然
・しかし、それを良いもので生産的なものにしたい。健全で、幸せで、理性的な集合意識にしたい
※参考情報:https://youtu.be/n7oBeVOpPJo?si=fEAjsd64aJJ2G6_C&t=1558  

(告知)The WAVE TV初の公開収録イベント開催!
・イベントページ:https://lu.ma/o5zew56j ​
・開催日:​2025年2月5日(水) ​
・タイムテーブル
 ​17:30:開場 ​
 18:00-19:00:公開収録
​ 19:00-20:00:懇親会 ​
・会場:​なごのキャンパス MTG room A
・​参加費:​無料 ​
※参加には、TechGALAのCity Pass(無料)が必要になります。当日までに https://techgala.jp/ からご登録ください。 Participation requires a TechGALA City Pass (free of charge). Please register at https://techgala.jp/ before the event day.
※愛知県外からお越しの方にはビジネスカンファレンス「TechGALA」チケット付き参加券をプレゼントしています。ご希望の方は「愛知県外(TechGALAチケット付き)」よりお申し込みください。なお、チケット数に限りがございますので、あらかじめご了承ください。

個別テーマ解説動画

また、各テーマに分割した動画も配信しました。興味のあるトピックに応じてご覧ください。

2025年、自動運転車テスラは事故を起こさなくなるらしい

・「今年の第2四半期には平均的な経験豊富なドライバーよりも事故の確率が低くなり、最終的には、事故を起こさないというところまで到達する」by.Elon Musk
※参考情報:Owen Sparks、Elon Musk at CES 2025: AI, Mars, DOGE Jan 9, 2025 
https://youtu.be/n7oBeVOpPJo?si=7Oepb4wPaR6rAjuP

※サムネイル画像はJoshによるPixabay画像を活用

人間の出力能力を1,000倍、100万倍にする!?イーロン・マスク Neuralinkの長期目標

・現在、Neuralinkのインプラントを装着した人間が3人。今年中に20人から30人程度に増やす予定
・最初の製品は、脳の運動皮質を読み取ることに焦点を当てており、次は視力の回復、 最終的には損傷した脊髄接続の迂回が目標
・さらに長期的な目標は、「帯域幅」を向上させること。平均的な人間が1日に出力するのは86,400ビット以下。Neuralinkを使えば、その出力能力を1,000倍、100万倍にすることが可能。それは全く新しい体験。超人的な能力を持つことになる

※サムネイル画像はNeuralinkのホームページ画像を活用

AIが全ての認知タスクをできるようになる時代、人間は何をするのか

0:00 「4年以内にAIは、あらゆる認知タスクが可能になる」by.イーロン・マスク氏
2:34 人間の労働がAIに置き換えられる価値は数兆ドル規模!?
5:22 認知タスクって、他にどんなものが考えられるのか?
9:18 AIにとって困難なベンチマークを作れなくなったら、その時がAGIの到来だという考え方
13:02 イーロン・マスクの未来予測も「憶測」に過ぎない
14:23 すごい世界になるのに、多くの人はまだ気づいていない

※サムネイル画像はPatrizia08によるPixabay画像を活用

イーロン・マスクが目指す「ユニバーサル・ハイ・インカム」社会

・人型ロボットが歴史上最も重要な製品になり、ほぼすべての人が複数台を欲しがるだろう。200億から300億の人型ロボットを意味する。
・お金という概念が何を意味するようになるのか。経済に上限があるのか。分からない
・Universal Basic Income(普遍的なベーシックインカム=最低所得)はなく、Universal High Income(普遍的な高所得)になる
・今年中にロボットを数千台製造し、Teslaの工場内で試験運用。来年はその10倍、その翌年にはさらに10倍。3年で50万台
※参考情報:https://youtu.be/n7oBeVOpPJo?si=ZFxrZMzFbiiIINK_&t=411

※サムネイル画像はMemed_NurrohmadによるPixabay画像を活用

登壇者情報

遠藤 太一郎

株式会社カナメプロジェクト CEO
国立大学法人東京学芸大学 教育AI研究プログラム 准教授

AI歴25年。18歳からAIプログラミングを始め、米国ミネソタ大学大学院在学中に起業し、AIを用いたサービス提供を開始。AIに関する実装、論文調査、システム設計、ビジネスコンサル、教育等幅広く手がけた後、AIスタートアップのエクサウィザーズに参画し、技術専門役員としてAI部門を統括。上場後、独立し、現在は株式会社カナメプロジェクトCEOとして様々なAI/DAO/データ活用/DX関連のプロジェクトを支援する。国際コーチング連盟ACC/DAO総研 Founder等

https://kaname-prj.co.jp/

湯川 鶴章

株式会社エクサウィザーズ AI新聞 編集長

米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

https://community.exawizards.com/aishinbun

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

人ひとりが自分な好きなこと、得意なことを仕事にして、豊かに生きる。 そんな社会に向けて、次なる「The WAVE」を共に探り、学び、創るメディアブランドです。

目次