本編動画
2025年2月28日に、以下の目次で「ほぼ週刊、AI動向のイマとミライ」動画を配信しました。
0:59 (1)Claude 3.7 Sonnetが凄すぎるらしい
4:54 (2)AIの次なる進化のテーマは「Co-innovator(AIと人間のコラボ)」
各チャプターの概要は以下の通りです。
(1)Claude 3.7 Sonnetが凄すぎるらしい
・コーディング性能の向上がすごいらしい。一方で現時点では検索機能がついていないので、最新情報へのアクセスに関しては難しい
・Anthropicは投資家からの出資の観点で今後どうなるのかが一つの論点
(2)AIの次なる進化のテーマは「Co-innovator(AIと人間のコラボ)」
・OpenAI リサーチャーのKarina Nguyen氏のよる「AI Engineer Summit 2025」Day2(2/21)の講演「Creating Agents that Co-Create」より 「エージェントは、単にタスクを実行するだけでなく、人間と協力して想像的な活動を行うCo-Innovator(共同創造エージェント)になる」
※参考:https://www.youtube.com/live/D7BzTxVVMuw?si=1BbtflGw6L2Jizux&t=25594
・1つ目の進化のパラダイム:Next-token prediction(2020〜21年は、AIモデルが事前学習のNext-token Predictionで大きく成長。同時に事後学習も始まった)
・2つ目の進化のパラダイム:Chain-of-Thought(思考の連鎖上の強化学習の研究は始まったばかり。まだ多くの研究が必要)
・2つのパラダイムが可能にした非常に高速な試行錯誤のサイクル
・エージェント=論理的思考+ツール+ロング・コンテキスト、Co-innovator=エージェント+クリエイティビティ(AIと人間のコラボ)
・OpenAIロードマップの4段階目「Innovator」に該当する!「私が未来について本当にワクワクしているのは、 人間がAIとより良く協力できる新しい『アフォーダンス (affordances=仕組み、方法)』を生み出すことです」by. Karina Nguyen氏
※OpenAIの5段階ロードマップ:第1:Chatbots(チャットボット)、第2:Reasoners(推論者)、第3:Agents(エージェント)、第4:Innovators(イノベーター)、第5:Organizations(組織)
・AGIのインターフェースは、空白のキャンバスのようなものになる!?
登壇者情報

遠藤 太一郎
株式会社カナメプロジェクト CEO
国立大学法人東京学芸大学 教育AI研究プログラム 准教授
AI歴25年。18歳からAIプログラミングを始め、米国ミネソタ大学大学院在学中に起業し、AIを用いたサービス提供を開始。AIに関する実装、論文調査、システム設計、ビジネスコンサル、教育等幅広く手がけた後、AIスタートアップのエクサウィザーズに参画し、技術専門役員としてAI部門を統括。上場後、独立し、現在は株式会社カナメプロジェクトCEOとして様々なAI/DAO/データ活用/DX関連のプロジェクトを支援する。国際コーチング連盟ACC/DAO総研 Founder等

湯川 鶴章
株式会社エクサウィザーズ AI新聞 編集長
米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。