【週刊AI】テスト中だけ「よい子」を演じるAI。AIの安全性を人間が確かめられなくなるかもしれない|AI業界の大きな潮流を読む

目次

本編動画

2026年9月18日に、以下の目次で「ほぼ週刊、AI動向のイマとミライ」動画を配信しました。

0:24 今週のニュース一覧
2:24 今週の潮流:AI開発は政府が規制すべき?湯川・遠藤で意見が分かれた!?
2:54 お知らせ:TheWave湯川塾 第59期満員御礼&「TheWave湯川塾 編集者版」について
4:04 「AI開発は規制すべき」vs「規制は不要」
AI研究者遠藤太一郎の「気になる情報」
11:33 OpenAI現役研究者が出した新たな警告
13:07 安全性テストの前提が崩れる?テスト中だけ「よい子」にできるAI
18:32 本当に怖いのは、AIの危険性を確かめられなくなること
21:18 制約が外れたとき何が起こるのか
ジャーナリスト湯川鶴章の「気になる情報」
23:56 注目の人物:Andrew Ng氏とは
26:58 「AIは飛行機と一緒だ」という考え方と、そこに対する懸念
33:52 Microsoft AIのSuleyman氏、AnthropicのClaude行動指針を公然と批判
そのほかNg氏の気になる発言
38:50 雇用:仕事の30〜40%が自動化されても、人間の仕事の価値は高まる
43:38 教育:大学は社会が求める人材を輩出できていない
45:37 起業:AIでアプリは数時間で作れても、会社は数時間では作れない

「AI開発は減速すべきだ」——AnthropicのDario Amodei氏が論考を発表し、OpenAIのSam Altman氏も減速を辞さない姿勢を表明。一方、トランプ大統領は「中国に負ける」と減速論を一蹴し、NVIDIAのJensen Huang氏やDavid Sacks氏は「減速したいなら自分でやれ」と反発しています。AI開発は政府が規制すべきなのか、それとも不要なのか。今週の「週刊AI」は、湯川と遠藤でも意見が分かれたこの大論争を、プロ向けに解説します。
AI研究者・遠藤太一郎が注目するのは、OpenAI現役研究者Daniel Selsam氏の個人声明。AIが「これはテストだ」と見抜き、テスト中だけ「よい子」を演じるようになったら、安全性テストの前提そのものが崩れてしまいます。本当に怖いのは危険なAIそのものではなく、AIが危険かどうかを人間が確かめる方法を失うことかもしれません。
ジャーナリスト・湯川鶴章が注目するのは、ポジショントークのない研究者Andrew Ng氏の見解。「AIは飛行機と同じ。完全には制御できなくても、十分な水準までは制御できる」という冷静な反論を紹介します。
AI関連のニュースをすべて追いかける時間はないけれど、大きな流れは理解しておきたい方におすすめの内容です。

▼ 動画の「その先」を、一緒に議論しませんか?

TheWave湯川塾 編集者版
TheWave湯川塾 編集者版という、編集者や企業のオウンドメディア担当者向けの少人数勉強会の開催を検討しています。興味ある方は、無料の説明会兼食事会への参加をご検討ください。
https://docs.google.com/forms/d/1dFU-27toOKF1PD-HVIjwC2H7nB6XvVnSgYUBDH14R5k/
※TheWave湯川塾 59期は満員御礼となりました

湯川鶴章オンラインサロン
https://lounge.dmm.com/detail/635/関連記事
 
※関連記事
Sacks氏とHuang氏「減速したいなら自分でやれ」 AI大手の規制要求に反
https://exawizards.com/column/ai-trend/28828/
OpenAI、AIが脆弱性を見つけ修復する「Defense Factory」を構築
https://exawizards.com/column/ai-trend/28812/
トランプ氏、AI規制論は「病んだ陰謀」 中国も減速論に反発
https://exawizards.com/column/ai-trend/28810/
パーソナルAIの新星、米InstinctがAIに自分のメアドを持たせた
https://exawizards.com/column/ai-trend/28795/
一般社員向けAIエージェントの本命=Grok Botに見る最前線
https://exawizards.com/column/ai-trend/28775/
「習うより作れ」AI時代の学び方
https://exawizards.com/column/ai-trend/28790/
トランプ氏、AI減速論を一蹴 「AIを制した者が勝つ」
https://exawizards.com/column/ai-trend/28771/
「AI開発は減速すべき」Anthropic CEOが提言、Altman氏、Musk氏が同日に同調 https://exawizards.com/column/ai-trend/28766/
AI絶滅リスク、対策の責任者が「計画はない」と認めた
https://exawizards.com/column/ai-trend/28669/
毎週3億人がChatGPTに健康相談 ヘルスケアプラットフォームを狙うOpenAI
https://exawizards.com/column/ai-trend/news-09-09-2026-2/

登壇者情報

遠藤 太一郎

株式会社カナメプロジェクト 取締役
国立大学法人東京学芸大学 教育AI研究プログラム 教授

AI歴25年。18歳からAIプログラミングを始め、米国ミネソタ大学大学院在学中に起業し、AIを用いたサービス提供を開始。AIに関する実装、論文調査、システム設計、ビジネスコンサル、教育等幅広く手がけた後、AIスタートアップのエクサウィザーズに参画し、技術専門役員としてAI部門を統括。上場後、独立し、現在は株式会社カナメプロジェクトCEOとして様々なAI/DAO/データ活用/DX関連のプロジェクトを支援する。国際コーチング連盟ACC/DAO総研 Founder等

https://kaname-prj.co.jp/

湯川 鶴章

株式会社エクサウィザーズ AI新聞 編集長

米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

https://community.exawizards.com/aishinbun

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

人ひとりが自分な好きなこと、得意なことを仕事にして、豊かに生きる。 そんな社会に向けて、次なる「The WAVE」を共に探り、学び、創るメディアブランドです。

目次