「DAOの定義自体がそもそもまだ固まっておらず、DAOの形は、何が正解っていうのはないんじゃないかなと僕は思っています」
このように説明するのは、サンフランシスコを拠点としてWeb3業界への投資活動やリサーチを進め、独自のグローバルネットワークを着実に拡大させてきた、ホットリンク グループCEOでありNonagon Capital Founding Partnerでもある内山 幸樹氏だ。
特定分野に特化したDAOに投資するインベストメントDAO「Hydra Ventures」に出資をするなど、Web3の黎明期から積極的に“世界”を見据えて活動してきたNonagon Capitalだからこその「信頼」を勝ち得てきた立場として、同氏のもとにはWeb3領域にまつわる多様な情報が入ってきて、また蓄積されている状況だ。
そんなDAOのあり方に対して内山氏は、どのような考えを持っているのか。今後、DAOはどのように成長していき、どんな社会課題を解決しうるのか。今回、同じくNonagon CapitalにてFounding Partnerを務める岡本 和士氏と共に解説していただいた。
前編:Web3の機能・特徴を使って組織を再設計できるところがDAOのすごく楽しいところ
Web3でこれまで発見された
機能とか特徴を使って組織を再設計できるところが
僕はDAOのすごく楽しい世界なのかなと思ってます
ガネーシャDAyO:いろんなお話を聞きたいと思うんですけど
今回はDAOについて
どういうふうに捉えられているかを聞きしたいなと思ってます
今だったらWeb3だと結構、NFTやメタバースって言われることが多いんですけど
僕はどちらかというとDAOの方がインパクト大きいんじゃないのかなと感じていますが
どう思われます?
DAOの面白さとは
内山:DAOの定義自体がそもそもまだ固まってない
どんどんと進化していく概念だなと思っている
そういった中で僕はDAOがなんだと思ってるかというと
ビットコインから始まるWeb3の進化で何ができたのかと言うと
誰でも通貨とかトークンが発行できるようになったとか
そのトークンを低コスト・高スピードで国をまたいで送金できるようになったとか
そのシステムを中央の権限を排除してできるようになったとか
中央の権限を排除するために分散しなきゃいけないんだけど
分散するために多くの人をどうやって巻き込めばいいのか
ビジョンが大事とか、トークン配って自分ごと化させようとか
トークンを配って経済インセンティブを持たせようとか
それらの上でプログラムが透明性ある形で動くようにしようとか
ある条件が整ったそのプログラムが強制執行されるようにしようとか
いろんな性質がどんどんと積み重ねてきた
この仕組み・特徴を使って組織をどうやって再設計できるんだろうかの一つの形として
最初のDAOが提案されたと思っている
いろんなトークンを使って
もっと「こんな組織できるよね」といったアイディアが出てくると思っている
なので端的に言うと
Web3でこれまで発見された機能とか特徴を使って
組織を再設計できるところが
僕はDAOのすごく楽しい世界なのかなと思っている
DAOの形に正解なんてない
DAOって自律であるとか分散であるとか言われていて
そこまでできているDAOってまあないじゃないですか
割とそこを目指しているというところなんですけど
内山さんは目指しているところか
その先にはもっと違う形のDAOが出てくるんじゃないのかなと見ておられるということですかね?
もしかしたらその先って言うか
もっと低レベルの部分も含めてDAOっていう可能性があって
例えば國光宏尚さんは
「DAOっていうのは別にガバナンスとかどうでもよくてインセンティブだ」というふうに
以前DAO総研の動画でおっしゃっていた
そうするとWeb3でいろんな機能ができたけれども
トークンをインセンティブ目的だけに与えるような
ストックオプション代わりに与えるような組織も作れるじゃないかと
「ガバナンスとそれは関係ないんだ、ストックオプション代わりだ」っていうふうにも使えるし
使い方はいろいろあるなと思う
DAOの形は、何が正解っていうのはないんじゃないかなと僕は思っている
國光さんが作られているFiNANCiE(フィナンシェ)
ああいうのはどういうふうに評価されていますか?
内山さんがおっしゃるようにあれは一部分だけはやっておられるので
DAOじゃないよねみたいな意見もあるんですけれども
「いやあれは今の発達段階・日本社会にはちょうどいい形じゃないか」と評価される方もいらっしゃる
内山さんはどう見られていますか?
僕はあれ、世界に誇れる素晴らしい仕組みじゃないかと思っている
FiNANCiE(フィナンシェ)は世界に誇れるプラットフォーム
今のWeb3のプロジェクトは
例えばトークンを発行する仕組みとか
トークンを発行してそれをユーザーにプロモーションする仕掛けと
トークンを買ってくれた人にそれを配布するとか
配布した後にその人たちとコミュニケーションする時は
全部別のツールでやらなきゃいけない
TwitterやDiscordやTelegramを使ったり
発行は自分たちでスマートコンタクトをプログラミングしなきゃいけないとか
プロモーションはYouTubeとか
でもFiNANCiEを使うと、それらを全部一個のプラットフォームでできる
かつWeb3への入り口の一番の難しさってウォレットを用意しなきゃいけないことと
ウォレットの上に仮想通貨を自分で用意しておかなきゃいけないこと
でもFiNANCiEってそういうのが一切いらない
クレジットカードでしたっけ?
そう、クレジットカードがあればいい
そういう意味ではある意味
日本のWeb3がガラパゴス的になっちゃっていて
日本の人たちのリテラシーが遅れているっていう部分があるわけだが
それに合わせて全部統合したFiNANCiEっていうプラットフォームは
世界的にもすごく珍しいプラットフォームで
あれが今後IEOして資金調達されて世界展開されるとなった時に
彼らは今スポーツチームの資金調達とかをFiNANCiEでやっているが
あれを海外の有名スポーツチームとかを使ってやり出すと
FiNANCiEの外国人ユーザーの獲得もやれ出すと思う
そういう意味で言うと僕は
すごく面白いポジションでスタートして世界に行けるプラットフォームなんじゃないかなと思っている
あと何年でマスアダプションするか?
マスアダプションってどういう形で広がると思います?
やっぱりFiNANCiEで広がると思いますか?
SNS経由なのかゲームなのか
どういう形でマスアダプションって進むと思います?
何か1個が起こればマスアダプションっていう感じではないなと思っている
インターネット1つとっても
まずはブラウザがNCSA MosaicからNetscape、Chromeとかまで進化しなきゃいけない
あとYahoo! BBみたいなブロードバンド回線が必要でしたよねと
そうすると動画サービスなど、よりユーザーが楽しいサービスが出てきて
最終的にスマートフォンがあって
一気にマスアダプションした部分があると思う
スマホが出てくるまで本当の意味でのマスアダプションは
なかったかもしれないですよね
日本だと「2000万人の壁」とか昔よく言われていて
どんなサービスを作ったとしても2000万人を超えられなかったんだけども
スマホができた途端に
国民のほぼ全員が使うようになったということがありましたね
なので同じように、Web3がマスアダプションするまでは
「これをやったらマスアダプション」ではなくて
マスアダプションするためにいろんな点がいると思う
一つはウォレット
ウォレットはインターネットで言うブラウザみたいなもので
今ユーザーが使っているMetaMaskなんていうのは
インターネットのブラウザで言うとMosaicのレベルだと思う
なのでNetscape的な
もっと一般のインターネットに詳しい人、Web3に詳しい人が使いやすいウォレットが出てこなきゃいけない
最終的には端末のOSにプレインストールされているAppleのSafariであるとか
端末を買ったら自動的にウォレットが入っているという状態までまず行かなきゃいけない
そうなった時には今のインフラではまだまだパフォーマンス・スケーラビリティが追いつかないので
インフラ部分もさらに進化しなきゃいけない
そしてユーザーが「仮想通貨を使いたいな」と思えるような決済できる場所が必要だし
普段使いたいと思うようなアプリケーションが必要だと思う
一番早いのはゲームからスタートすると思う
インターネットが最初にメールとかから始まり、掲示板に行き、なんとなくブログに行きとか
いろんなサービスが出てきて最後YouTubeとかLINEとか出てきて初めて、みんな使うようになったので
同じようにWeb3でもアプリケーションが面白いのがいっぱい出てこないと
マスアダプションにはまだ5年、10年かかると思う
DAO化する必要がある組織とない組織
DAOっていうのはどんな感じで普及していくと思います?
まずはオンラインでプロジェクトをやっているWeb3のプロジェクトや会社が
国をまたがった人たちを働かせて給料を払ったりするのに
「通常の株式会社方式だと無理ですよね」って言ってDAO化していくろいうパターンが一つ
もう一つは、絶対中央集権になっちゃいけない、分散しなきゃいけないファイナンスのプロジェクト
どちらにせよWeb3のようなオンラインで完結するような組織が
DAOの概念を導入していって広まっていくと思う
リアルな企業がそのDAOみたいなものになっていくかっていうと
僕は必ずしもDAO化する必要のない組織がすごく多いと思っている
旧山古志村とかは全国・世界中に散らばっている人たちに村民になってもらうプロジェクト
あれは世界に村民が広がっていくプロジェクト
そうするとオンラインでガバナンスしなきゃいけなくなると思う
でも普通の村や仲間たちでやっているプロジェクトをDAO化する必要がありますかって言うと
必ずしもそうでないものが多いんじゃないか
そうすると世界にまたがるとか
中央集権化しちゃまずいだろうというものから
DAOが広がっていくという感じですかね
金融なんか割とそれなのかなと思うので
DAO関連の金融が多いのかなとは思うんですけども
これまでのWeb3の進化で得られた機能と特徴と発見
この後はどんな形のDAOって出てくるんですかね?
そこの答えに行くためにちょっと考えてみた
DAOの未来を予測するために
Web3のツールを使って組織を再設計してみようという課題を考えてみる
ビットコインからイーサリアム、そしていろんなプロジェクトが出てきたWeb3の進化の課題で得られた
Web3の機能・特徴・新たな発見って何だったんだろうって簡単にまとめると
誰でもが通貨とかトークンを発行できるようになった
その通貨・トークンを低コスト高スピードで国をまたいで移転することが可能になって
これはシステムの中央権限とか権威を排除できていて
排除するためには分散にしなきゃいけないが、そのためには多くの人を巻き込まなきゃいけなくて
そのためにはビジョンがいる
トークンを配ってみんな自分ごと化してもらう必要がある
トークンを配ってみんなに経済インセンティブを持ってもらう
この「自分ごと化」と「経済インセンティブ」ってどう違うんですか?
経済インセンティブって単に「このプロジェクトがうまくいったら儲かるよ」っていうだけ
自分ごと化は、「経済インセンティブは関係ないが、このプロジェクトは俺のプロジェクトだ」と思うこと
社員で言うと、ストックオプションをもらっている間はなんとなく経済インセンティブ
実際にそれが転換されて株になったら自分も株主だっていう気になる
なるほど、わかりやすいです
あとは「新しいフェアネス」って僕は呼んでいて
従来の資本主義の世界だと金を出した人が偉い
なので結局企業が上場したときには、投資家と最初にお金を出した創業者しか儲からない
だけどWeb3の場合は、お金出した人の貢献は20%ぐらいで、コアチームの貢献も20%ぐらい
この世界を作ったパートナーとかユーザーも、お金は出していないけどそれも貢献なんですよっていう風に
利益分配のフェアネスの考え方が変わったってところが
僕はビットコインやイーサリアムの進化における大きな転換だと思っている
その他スマートコントラクトに基づくいろんな特徴があった
こんなことができたときに
「はて、こんなことができるようになったんだったら組織ってどういうふうに変革できるんだっけ?」って
考えてみればいいかと思う
組織の「特徴」によってWeb3的機能・特徴を適用する世界
当初、Vitalik Buterinさんとかは
もともと金融のプロジェクトとかを想定していたので全部の特徴を使った
ところが「なにもこれ、全部使う必要ないじゃないですか」と
僕が大好きなDAOの事例がこの「WorkDAO」
先日DAO総研で取り上げた渡辺創太さんのプロジェクトで
世界19カ国にメンバーがいて各国ごとに税法とか労働法が違い、それに全部対応できないので
採用した人はこのWorkDAOに加入してもらって、自分たちはWorkDAOとだけ契約をして
WorkDAOが働いた人たちにお金を払うようにしているというDAOの例があった
じゃあこれってさっきのこの権限のうちどれを使っているかと言うと
このWorkDAOにお金を払えばWorkDAOの仲介手数料(7〜9%)だけ取って
残りは働いた人に自動的に入金されるようなプログラムになっていて
世界をまたがってリアルタイムで払えるという仕組みになっている
これをWorkDAOと呼んでいる
じゃあ、どれくらい中央の権限を排除してこのWorkDAOが運営されているのかとか
このプロジェクトが大きくなったら経済インセンティブがあるようにしているかっていうと
必ずしもそうではない
そうするとこのWorkDAOのDAOっていうのは
Web3でできてきたこれらの特徴のうち
こことこことここを使って今の社会の問題を解決しましたってこと
なので、もともと言われているような「こんなことを全部やることがDAOなんだ」っていう初期のものから
「他の組織に使ったらこの特徴をどういうふうに使えるんだっけ?」ってことを
みんないろんな組織に適用して考えはじめている
例えばベンチャー企業で適用するとしたらどうなんだろうとか
自治体に使ったらどうなんだろうとか
いろんなパターンができてきて
Investment DAO(投資DAO)だとかプロトコルDAOだとかサービスDAOっていうのができてきて
それぞれがこの特徴を使ったら
「うちの場合こういう問題解決ができるんじゃないの」って工夫して
うちはこれ使う、使わないっていうふうにやっていくんだと思う
これが僕のDAOに対する考え方
どんどんいろんなアイディアが出てくると思う
やっぱり使いやすいのは
とにかく国をまたがったりするプロジェクトだったり
中央に誰かがいたら嫌だなっていうプロジェクト
中編:投資DAOってどうなの?Hydra Ventures出資メンバーが語る「インベストメントDAO」の今と昔
一番イケてるところに投資をしていって
投資の利益を上げていこうっていう目的がある
自分たちのDAOをどう設計するかっていうのを
ずーっと半年くらいやっている
いくつか具体的な事例のお話を聞きたいかなと思うんですけども
内山さんたちが関わってる事例でもいいですし
関わってない事例でもいいんですけど
関わっておられる事例で何か面白いDAOの事例とかありますか?
僕たち今サンフランシスコを母体にして
いろんな世界のWeb3のプロジェクトに投資する事業をやっているが
一緒にやっているパートナーの岡本和士が見つけてきたもので
最初期の頃のインベストメントDAO(投資DAO)を作ったプロジェクトの人たちが
その時にやったインベストメントDAOの課題とかがいろいろと分かったので
それを進化させたインベストメントDAOを作ろうと立ち上げたものに我々出資をしている
面白い!どんなDAOでしょう?
Hydra Ventures DAO(ハイドラベンチャーズDAO)
投資DAO(Investment DAO)って何?
岡本:インベストメントDAOが何なのかと、歴史についてちょっとおさらいして
どういう背景でHydra Ventures DAOが生まれたかっていうところについて説明する
インベストメントDAOは英語だと“ベンチャーDAO”とかと呼ばれたりする
日本語では「投資DAO」とか呼ばれたりする
その名の通り、DAOとかブロックチェーンを使ってスタートアップに投資をしていくDAO組織を指す
通常のベンチャーファンドってLP(Limited Partner:出資者)とGP(General Partner:運営者)が別になっている
LPが出資をしてGPが運営をしてベンチャーファンドとしてスタートアップに投資をしていく
投資家と運営者が別になっていると考えてもらったらいい
普通のベンチャーキャピタルはお金を持っている人とファンドを運営する人が別だということですね
そうですね
インベストメントDAOに関してはDAOなので
複数のDAOメンバーが資金を持ち寄って
スタートアップを見つけるソーシングとか、デューデリジェンスとか
投資判断とか、投資した後のフォローアップとかを
メンバー全員でやっていく
ここが一つ、大きな違いなのかなと思う
今までのベンチャーキャピタルだと役割が分かれていたが
DAOで投資するときはみんなで寄ってたかって支援したり調査したりするってことですね
中には投資した持ち分に応じてトークンを発行して
持っているトークンの数に応じて投資の判断の権限が大きくなったりとか
一定のトークンを購入すればDAOに参加できるっていうような
トークンを参加権として使っているDAOもある
今までのベンチャーキャピタルだったら
組織投資家数社からそれぞれ大きな金額を借りてきて
それを数人のチームで運営するみたいな感じだったんだけど
投資DAOだとお金を出す人が何千何万といらっしゃって
それぞれの人が割と意見を言うとかそういう感じなんですかね?
何千何万っていうところの規模まではまだ出きていない
今実際に運用されているものに関しては大体100名以下とかのインベストメントDAOが多い
小さいところだと何十人とかで運営されている
投資DAOの始まりとなった「MetaCartel DAO」
インベストメントDAOが始まる前にも
2010年からAngelListがあったり
個人投資家がいわゆるSPV(Special Purpose Vehicle:特別目的事業体)を作って
まとまったお金を投資できるというものがあったり
2012年頃からクラウドファンディングみたいなものもあったと思うが
本格的なインベストメントDAOの始まりは
2018年の「MetaCartel DAO」(メタカーテルDAO)が最初だって言われている
MetaCartel DAOはイーサリアムのOG(Original Gangster)
初期のイーサリアムのエコシステムでプロダクトを作っていた人たちや
イーサリアムに投資をしてお金を持っている人たちが集まって
みんなでワイワイとイーサリアムのエコシステムのプロジェクトをサポートしようという流れで作られた
このMetaCartelの組織に入るためには
お金のある人は一定のお金を積んで入ることもできるし
開発やデザインや技術など何かしらの能力を持っている人に関しては
そういったスキルをお金の代わりに提供して入れる
中の人からの推薦が必ず必要
推薦を受けてかつDAOメンバーからの投票で承認を受けないと入れないという組織形態だった
MetaCartel DAOは当初100kぐらいの小さい投資額で運営されていた
当時のレートでいくと1000万円ちょっとぐらい
DAOからGrant(助成する)という形
投資じゃなくて「お金をこれだけあげるので運営してくださいね」という
サポートするような形で始まったのがMetaCartel DAO
DAOの人たちが「有望である」と思ったようなプロジェクトに
Grantという形でお金を提供するということですね
Grantというのはどういうことなんですかね
お金を返さなくてもいいということですか?
返さなくてもいい
そのまま使ってプロジェクトが育てばそれでいいという考え
それをトークンに変える義務とかはないんですか?
儲かったらトークンに変えてちょうだいねとかはないんですか?
一部トークンに変えたりっていうのはあったと思うが
大半はイーサリアムのエコシステムを育てるためのGrantでできたもの
プロジェクトを回すにはイーサを使わないといけないし
イーサを使う人が増えれば自分たちの持っているイーサの価値が上がるので
お金渡したことに対してすぐ直接的に返ってこなくても
コミュニティとかイーサ全体が豊かなってくれば
それは自分たちにとってプラスだからという考えで
みんな投資したみたいな感じなんですかね
というよりもクリプトの未来を信じている人たちだったので
いろんな面白いことをやってエコシステムを育てていこうという「サポート」
投資のリターンを受けようというのではない
最初は小さい金額だがプロジェクトに渡して
クリプトの世界を大きくしていこうという動きでGrantという形を取っていたみたい
利益の最大化を目指した「MetaCartel Ventures(MCV)」
このMetaCartel DAOから出てきたプロジェクトは
今もDAO界隈ですごく重要な役割を持っている
例えば「Collab.Land」という、NFTを持っていればDiscordのコミュニティ入りを承認しますというシステムとか
Raid Guildという開発者のサービスとか
MetaFactoryというDAOのグッズを開発・販売しているところとか
あとはDAOhausというノーコードのDAOのツールとか
DAO界隈で相当有名なツールがボコボコ生まれてきているのがMetaCartel DAO
でもこれはインベストメントDAOじゃない、Grantなのでリターンはどうするんだという話
そこで2020年はじめに
今度は利益を最大化させようという目的で作られたのがMetaCartel Ventures
MetaCartel DAOとMetaCartel Venturesがあって
MetaCartel Venturesの方は10M程度の資金を集めて
利益を最大化させていくっていう目的で投資をして
その見返りにトークンをもらって
そのトークンの価値が上がったところで売却をするという
純粋なインベストメントDAOになったのがMetaCartel Ventures
これがインベストメントDAOの始まりという風に言われている
MetaCartel Venturesを構成しているメンバーは
MetaCartel DAOの創設者など、いわゆるビルダーと呼ばれる
イーサリアムのエコシステムのプロダクトを作っている人たちや
開発者・投資家、ファウンダーとかもメンバーとして集まっていて
そういったビルダーたちが100人以下入って創設された
2〜3人のパートナーで構成されているベンチャーキャピタルとかよりも
クリプト周りに本当に詳しい人たちが
ソーシングもするし将来伸びるだろうっていう投資もできるので
通常のベンチャーキャピタルよりも優れてるでしょうということを立証するために作られたというのが
インベストメントDAOの始まりだと言われている
2020年以降のブームで様々な投資DAOが勃興
その後2020年以降に投資DAOのブームが来て
いろんなタイプのインベストメントDAOがボコボコ出てきた
例えばその次に出てきたのが「The LAO」という45Mの資金を集めたインベストメントDAO
あとは「Flamingo DAO」というNFT専門で投資をするDAO
これはCryptoPunksというすごく有名なNFTに投資をして全体価値が1B以上になった
あとはPleasrDAOっていうアートに投資をしていくDAOで
これはイーロン・マスクがTwitterでツイートして価値が爆上がりした
Dogecoinに投資をして利益を上げていたりした
あとは「Global Coin Research」(GCR)
リサーチ機能を持ったインベストメントDAO
GCRに関しては僕も2021年の終わりからメンバーとして参加していろんな貢献をしている
その次に「Orange DAO」というYコンビネーターの卒業生だけがメンバーになれるDAO
こちらは内山さんもLPとして出資・参加している
だいぶインベストメントDAOの感じが変わってきましたよね
最初はそんなに多くない人数でみんながビルダーなんでみんなが分かってるという感じだったけど
PleasrDAOやFlamingo DAOとかになってくると
あんまりよく分からないんだけどお金が儲かるから投資をするという人も
入ってきているようなイメージです
それで言うと「多様化」していると思う
Blue ChipのNFTを持っている人が入れるインベストメントDAOみたいのもあるので
多様化しているというのはおっしゃる通りだと思う
MetaCartel Venturesの創設者達が新たに立ち上げたHydra DAO™
初期のメンバーと一緒になって新しくHydra Ventures DAOを作られたとか
そこに参加されているって話なんですよね
Hydra Ventures DAOというのは
MetaCartel Venturesのコアメンバー・創設者たちが新しく立ち上げたDAO
他のインベストメントDAOに投資をするインベストメントDAO
ベンチャーキャピタルの世界で言うと「Fund of Funds」というのがあると思うが
そういった形で特定のバーティカルに特化したインベストメントDAO
例えばAIとWeb3のプロジェクトに投資をするインベストメントDAOなど
そういうところに投資をしていく
世界で最初の特定のバーティカルに特化したインベストメントDAOに投資をするDAOというのがHydra Ventures
バーティカルはもういくつも出てきているわけなんですか?
Hydra Venturesは現在まだ準備段階で
今年の最初の四半期に発表が出ると思うが
まだ投資領域を決めている段階
なんでバーティカルを特定するかっていうと
2019年だったらDeFiが流行ったりとか、2020年にNFTが流行ったり
2021年にPlayToEarnのGamifyが流行ったり
2023年は特にZKProof(ゼロ知識証明)やDeSci(分散型サイエンス)など
AIが合わさったようなテーマがすごく盛り上がっている
そういった特定のバーティカルに特化したインベストメントDAOがたくさん出てきている
一番イケているところに投資をしていって
投資の利益を上げていこうという目的がある
成功する投資DAOを増やすために立ち上がった投資DAO
いわゆるMetaCartel DAOとかがインベストメントDAOをやり
いろんなインベストメントDAOが出た時に
いろんな問題点が分かってきましたと
当初「貢献しますよ」ってメンバーが入ってきてトークンを持ちました
ただ実際に運営してみたら、結局はコアメンバーしか投票も提案もしないよと
みんなで知恵を寄せ集めましょうというのがDAOのコンセプトだったにもかかわらず
実際にはそうならないじゃないかってことがいっぱい出てきた
そういった問題を解決するネタを
MetaCartelの創業メンバーだったPeter Yuan Panとかはいろいろと改善をしている
例えばインベストメントDAOに1億円を投資したとする
最初に、今後の貢献した人への付与用に30%は取り上げます
残りの7割を投資に使いますと
この30%をあなたもリターンを得てまた投資に使いたいのであれば貢献しなさい
一例として入会条件としてそういうルールにしているとか
そういった例がいっぱい溜まってきていて
こういった例をいろんなインベストメントDAOにちゃんと注入していかないと
みんなうまくいかないよってことが分かってきた
なので、そのノウハウを全部詰めた新しくインベストメントDAOを作り
自分たちはインベストメントDAOに投資するだけではなくて
そこに自分たちのインベストメントDAOをどんどん注入していけば
成功するインベストメントDAOがいっぱいできるじゃないかという発想で作られたのがHydra Ventures
めちゃくちゃ面白いですね
その運営会議が毎週オンラインで行われていて
カズ(岡本和士さん)とかが毎週そのミーティングに出ている
インベストメントDAOを世界で一番分かっている人たちが自分たちのDAOをどう設計するかっていうのを
ずっと半年くらい頑張っている
後編:2023年のWeb3注目分野は?世界有数レベルで投資DAOに詳しいメンバーからのアドバイス
声をかけてもらえるだけの信頼関係をこれまで培ってきた
世界中のカンファレンスに飛び回ったのがだいたい26カンファレンス
ユーザージェネレーテッドなWeb3ゲームが出てくるんじゃないかと思っています
Hydra Ventures DAOに入れるっていうのはどういう人なんですか?
最初にMetaCartel Venturesのメンバーだとおっしゃいましたが
シリコンバレーだったらいろんなベンチャーキャピタル大手があるじゃないですか
そこが入ってきたりしないんですか?
入ってこない、なんでかと言うと
インベストメントDAOの発展に貢献するっていうところも目的の一つなので
インベストメントDAOに関して詳しい人じゃないと勝手が違うのでフィットしない
インベストメントDAOの運営の方法がわからないので
一般の人が出資をしてDAOのメンバーになることはできない
信頼を勝ち得てきたからこそ新たな投資DAOに声をかけてもらった
そこに入られたって、お二方すごくないですか?
すごいんですよ
どうやって日本から来られたお二人がポンと入れたんですか?
僕らNonagon Capitalというファンドをやっているが
僕とカズ(岡本和士さん)が去年1年間(2022年)で世界中のカンファレンスに飛び回ったのは
だいたい26カンファレンス
日本人の中では一番、世界のWeb3のカンファレンスに出てるんじゃないかと思う
Web3の世界もシリコンバレーの投資家の世界と同じで
やっぱりクローズドなコミュニティ
とにかく何度も何度も会って「こいつまた来てるのか?」って
そこでまた飲んだりしながらいろんな意見交換とかして
だんだんコミュニティの輪の中に入ることができてくる
「こいつ信頼できるよ」とか「こいつよくわかってるよ」などの信頼を長い間勝ち得てきたので
インベストメントDAOを本当にわかっているやつらで
それを進化させたいインベストメントDAOを作るからっていう時に
声をかけてもらえるだけの信頼関係をこれまで培ってきた
特にこれに関してはカズの貢献がめちゃくちゃ大きかったなと思う
やっぱり新しい分野だから熱意のある人が入れたってことなんですかね?
それは大きいと思う
例えば僕は2019年にweb3 Summit 2019 Funkhaus Berlinに行っているが
あの時ってWeb3の世界で実現させようって集まってくるやつが
本当にみんな「仲間」って感じなわけ
日本から行った僕らもバーンと行けば全然受け入れてくれるし
その時に一緒に行った渡辺創太君とかも
当時Polkadot(ポルカドット)を作っていたGavin WoodとかWeb3 Foundationに
「日本から来ました!提案聞いてください!」ってガンガンやっていくと
「日本から来たのか、聞いてやるよ」みたいな感じで受け入れてくれる
そういう初期の頃に「この世界を作っていこうよ」っていうフェーズで
ガンガンと世界の中に入っていけたっていうのが非常に大きかったのかなと思う
Web3時代の寵児的なVCになれるチャンス
今までシリコンバレーで力を持ってきたベンチャーキャピタルってどうなるんですか?
その人たち、割と新しいWeb3のベンチャーキャピタル的な動き
インベストメントDAOの中に入ってはいけないんですか?
入ってくると思う
入ってくる動きもあるし
Bessemer Venture Partners(ベッセマー)というWeb2.0の世界だとトップと言われるようなVCがいるが
そこがインベストメントDAOっぽい
と言ってもVCが運営しているので純粋なインベストメントDAOじゃないが
DAO形式でWeb3に投資をしていこうということで
新しくBessemerDAOみたいなのを立ち上げているという動きもある
従来のたとえばa16zやSequoia Capitalだって大きなお金を集めてWeb3ファンドをやっているので
当然彼らも力を持つ
ただしWeb3ネイティブの我々
Web3のところにガッツリとゼロの時から裸一貫で入っていた人たちが立ち上げたVCっていうのが
Web1.0、Web2.0の時のSequoia CapitalとかAndreessen Horowitzみたいなものを
今立ち上げたVCがWeb3時代の寵児的なVCになるチャンスではある
めちゃめちゃエキサイティングなところにいらっしゃいますね!
2023年注目分野①:ゼロ知識証明(Zero-knowledge proof)
どういうのが今年注目の分野なんでしょう?
僕はZKProof(ゼロ知識証明)にすごく注目している
ZKProofっていう技術
ゼロナレッジ証明っていうやつですよね
これを使って何ができるようになるかっていうと
ブロックチェーンの秘匿化ができるようになるのと
トランザクションのスピードがさらに速くなる
これって今ブロックチェーンが抱えている大きな問題2つを同時に解決できる
例えばトランザクションがオープンになってるってことはブロックチェーンの一つの特徴だと思うが
これをウォレット同士で送金したときに
どこのウォレットからいくら送金されるっていうのがオープンになってる事になる
これはマスアダプションが起こるときに
誰から誰のウォレットにいくら送金されたっていうのがオープンになっていると
一般的には使いづらいっていうのが問題視されている
ZKProofを使ったブロックチェーンだとそこが秘匿化できるっていう利点があるのが一つ
あと最近イーサリアムのバージョンアップで改善されつつあるが
まだまだトランザクションが遅いという問題があって
ZKProofを使うとトランザクションが早く処理することができる
この2つの利点が実現できるようになる
これが実装されるとブロックチェーン全体のレベルがすごく上がる
なのでこのZKProofっていうのはレイヤー1でも使われるし、アプリケーションベースでも使われる技術
数年前から開発されているが
今年かなり大きな発展を遂げるんじゃないかなと言う風に見ている
僕の理解でちょっと説明させていただくと
簡単に言うとデータ全部公開しなくても
必要な情報だけが取れるということですよね
例えば投票するのに20歳じゃないと投票できないですよと言うんですけども
自分が45歳だと知られたくない女性とかがいるとしたら
45歳で知られたくないんだけど20歳以上・成人であるということは証明できちゃうということですよね
プライバシーが守られるし、大きなデータを送らなくていいので処理が早いしという
その2つの利点があるということですよね
2023年注目分野②:Web3ならではの体験ができるゲーム
他に面白いところとしてどんなのがありますか?
注目しているのはWeb3ゲーム
よく言われるようなことだと思うが
ブロックチェーンを使った「Web3ならではの体験」ができるゲームが
今年は出てくるんじゃないかなと思っている
具体的にどんなのでしょうか?
Web3ならではの体験ってどんなものかと言うと
一つはトークンの力を使ったWeb3ゲーム
今まではAxie Infinity(アクシーインフィニティ)とかSTEPN(ステップン)のような
いわゆる“ポンジスキーム”だって呼ばれてしまっているような
ちょっと投機的なWeb3ゲームというのが台頭してきたと思うが
今はもう「ポンジスキームじゃないか」って言われてしまっている
それに新たな要素を入れて
例えばSaaSの要素や広告収入で新たなプロフィットを得てポンジスキームの部分をカバーするような
さらに進化したトークンエコノミックスを使ったようなWeb3ゲームっていうのが出てくるはず
あとはWeb3ならではで言うと、昔から言われている
ゲーム内のアイテムをゲームの外に持ち出して別のゲームでも使えますみたいな
「理想的には言うけど本当にできるのかよ」と思われていたものが
あるゲームメーカーの中での複数のゲームっていうことからまずはスタートするとは思うが
別のゲームにアイテムを持ち出せるというところを本当にちゃんとやるっていうプロジェクトが
出てくるんじゃないかなと思っている
2023年注目分野③:ユーザー生成型ブロックチェーンゲーム
別のNFTを別のブロックチェーンで使うことを「インターオペラビリティ」と言う
インターオペラビリティを活用したWeb3のゲームっていうのが今内山さんおっしゃった2つ目
3つ目はユーザーがコンテンツを生成していくユーザージェネレーテッドなWeb3ゲームが
3つ目として出てくるんじゃないかなと思う
例えばウォレットの中にはいろんな種類のNFTやトークンが入っていると思うが
それをWeb3のゲームのサイトとつなげることによって
いろんなビジュアライズされたトークンのオブジェクトが出てきたりとか
Uniswapトークンを持っていたらUniswapのユニコーンが出てくるとか
NFTを持っていたらそのNFTがゲーム上に出てきてそれを動かしたりできるとか
コンセプトとしては今あるものではあるものの
そういったユーザーならではの、ユーザーが作り出していくようなコンテンツを使った
Web3ゲームが3つ目に出てくると思う
成功/失敗事例を蓄積していくしかない
DAOの運営って本当に難しいなと
可能性がいっぱいあるっていうことの反面
どうすればいいのか分からないっていうことでもあると思うんですけど
いろんなこれからDAOが出てくる中で
運営のノウハウって誰がどんなふうにまとめていくんだろうなというのに非常に興味があって
インベストメントDAOの分野だとおっしゃったように
Hydra Venturesとかがまとめていかれるのかなみたいな気がするんですけど
我々DAO総研としてはそういうノウハウを集めていって
それをみんなに分け与えるようなDAOになりたいなというのが最初の思いだった
そういう情報ってやっぱり自分たちが中に入っていくしかないですよね?
自分たちが作っていくしかないですよね?
ビルダーになるしかないですよね?
ビルダーをやっても自分たちの組織にあったノウハウしかたまらないと思っていて
例えばトークンをストックオプションに置き換えたとする
ストックオプションを発行すると社員みんなのやる気が出ますよねって言っても
どういうふうに発行すればいいのか
「貢献する前にお前頑張ってくれよCFOだから」ってドンと渡したほうがいいのか
結果を出してから渡すほうがいいのかっていうのは
モチベーションが上がる相手の人にもよるし、会社文化にもよる
じゃあストックオプションの代わりにトークンをやったら成功するかと言ったら
全部が全部成功するわけがなくて
同じようにどういうふうに分け与えたらいいのかとか
組織文化をどうやって作ったらいいのかって
完全に組織運営の話
組織運営するためにトークンっていう武器が得られましたとか
強制執行っていうルールが得られましたとか
これを使ってどういう組織運営しようかなっていうのは
やっぱり社長さんたちが自分の会社にあったいろんな例を作っていくので
自分は自分で実行してもいいけれども
いろんな人たちと情報交換をして成功/失敗事例を蓄積していくしかないのかなって思う
経営学みたいなのがあるじゃないですか
そういう経験を集めてきて学者さんが学問として一つにまとめていくみたいなことがあるじゃないですか
DAOなんかでもそういうことができてくるのかなみたいな期待があるんですけどね
それにはまだ数年かかると思っていて
ここ1〜2年でいろんな成功/失敗事例が出てきて、それを少しずつ体系化するが
そのうちにまた新しいトークンの使い方が出てきてっていう感じで
経営学も何十年かかってもまだまだ進化している
DAOでのトークンの使い方も5年10年ずっと進化していくんじゃないかなって僕は思う
最先端のDAOの知見が集まるカンファレンスはここだ!
DAOのノウハウをどうやって溜めるかっていうので「ビルダーになるしかない」と言う話について
それが本当にすごく良くて
何でもいいがDAOのツールを作って情報を蓄積して
カンファレンスに行くっていうのがすごくいいと思う
どのカンファレンスに行ったらいいかっていうと
「MCON」っていうのがある
何のMかっていうとMetaCartelのM
MetaCartelの創業者たちが毎年9月とかにDenverで開催している
そこにいろんなDAOの創業者が集まっていろんな情報交換をする
MCONは誰もが行けるわけじゃなくて
応募したらどういうDAOに所属しているとか何を作ったかっていうのを書かなくちゃいけなくて
主催者の人が一つひとつ見て「この人はいい、この人はダメ」っていうのを
選別してチケットを発行している
めちゃくちゃ質の高いDAO関連の人が集まってくるので
本当にDAOが大好きでツールを作ってるとか、有名なDAOを運営してるっていう人たちが
Denverにギュギュッと集まる
そこで自分が作ったものでの失敗談とか上手く行ったこと等を共有すると
その人がさらに別の人を紹介してくれたりする
そういったネットワーキングをしていくのが蓄積の質を上げる一つの手段だと思う
DAO総研でもファウンダーがAIの技術者で
AIを使ってWeb3の世界でいろんなツールを作りたいと思って立ち上げているので
いずれDAO総研としてもツールを作っていくんじゃないかなと思いますから
今すごくいいアドバイスをいただきました
早めにツールを作った方が情報収集もできるということですよね
めちゃくちゃ面白いですね
毎回めちゃくちゃ楽しみだな
やっぱり実際にやっておられるところの話が面白いですよね
歴史とか総論も面白いですけど
「実際にこれをやっているんです」っていうところになると
内山さんとかの熱意が変わってきて、急に前に出てきて「これも言います!」みたいな感じが
見ている人にとってはすごくエネルギーをもらえるんですよね
エンターテイメントでもあると思うんですよね
だからやっぱりやっておられることを色々とお聞きしたいなと次回からも思います